最近読んだ本「イケズの構造」

入江敦彦著「AISBN:4101322716>イケズの構造 (新潮文庫 い 89-1)」は面白い。

京都イケズの都市伝説となっている「ぶぶづけ」神話を、如何にもあり得べき話だがあれは実話ではないと断定しながらも、イケズの理解には好適な例として用いながらイケズの極意を説明した誠に親切な解説本である。
さりながら、イケズの道を極めるには天性の才能と京都という土地環境、それにたゆまぬ努力の賜物という、三拍子がそろって初めて本物のイケズ道免許皆伝になる(らしい)。

されど、この本を読んだからと言ってイケズ対処法が得られるわけでもなく、ましてやイケズの使い手に成れるわけでもない。
しかしイケズの真相というか本当の姿を愛情あふれる表現で弁護説明してあるため、何時の間にやらイケズのファンになってしまいそうで恐ろしい。

まあ私にとって京都という土地が地理的な距離からもそれほど遠い存在ではないせいか、東京のぶっきらぼうな応対に比べ京都のイケズな対応の方がよほど親近感が湧くのである。(とは言え実のところ本物のイケズに遭遇したことは無いのであるが)

イケズとは辛辣な言葉や刺を含んだ表現では無く、言葉は下手に出ながら実は心理的に相手の上手を行く神業的話術なのである。
一種の会話芸術であるからして、相手の技量に甚だしい差がある場合は当然その真価を発揮することは出来ないだろうね。

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