山崎豊子著「花のれん」

山崎豊子さんの本がちょっと続いた(ブログに書いてないが、「しぶちん」「暖簾」「ぼんち」等を読んだ)せいなのか、このパターンがちょっとだけ『またか』と思ってしまうところがあったのは惜しい。

花のれん」は、浪速の女興行師のど根性物語。
しかし私思いまするに、浪速女じゃなくってもど根性ってのはすべての女性が持っているけれど、表に出すかどうかの違いじゃないかと。
さはさりながら、この主人公の「多加」は恋にはちょっと不器用という、すべての女性が生まれ持った才能で有るはずの部分が少しだけ足りなかったという、ちょっぴり哀れな物語。

嫁いだ亭主がいわゆる「ぼんぼん」みたいな、仕事には淡泊で遊びに情熱を燃やすタイプ、ハッキリ言って「あかんたれ」です。
う~ん、私がこの家に生まれていたら全くこの亭主のごとくに成ったんじゃないかと、我が姿を見るようでちょっと情けなかったです(笑)
当然のように家は傾いてきます、さてそんな中多加さんはなんとかこの亭主の尻をたたいて頑張らせるのですが、肝心なところで突然この旦那があっけなく死んでしまう訳です。

それからがこの多加さんのど根性発揮の場面なんですが、成功した人の話が下敷きになってる部分もあるので、少しだけ『やっぱりね』と思うくらい何もかもが上手く回っていきます。
その辺とバランスを取るべく、淡雪のように消えるほのかな恋物語を交えてますが、『ほのかな』というより『かすかな』と言うほど淡い気持ちだけで終わってしまうので、仕事だけに生きてきた感がいっぱいです。

ところで次の冬クールのドラマで、「華麗なる一族」をキムタク主演でやるというのを最初知ったとき、『え?あのスケベじじいをキムタクがやるの?』と思ってしまった、次に長男の役だと知ったときには『え?途中で死んじゃうジャン』とも思いましたが、いわゆる原作というより原案と言うヤツですね。
しかし、てっきり万俵大介は津川雅彦さんとばかり思ってましたが、キャストをみると違うんですね。(北大路欣也さんと逆の方が良いような気が)それ以外はなかなかイメージに合ってる人選だと思う。

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