なかにし礼著「長崎ぶらぶら節」

長崎ぶらぶら節」を読んだ。
作詞家として有名な、なかにし礼氏の作品で直木賞受賞作。

この6月に長崎の方へ旅行する予定なので、その土地にちなんだ小説を読む。
ホントは島原が主要目的なので、島原の乱に関連する物が読みたいのだが、どうも適当な物が見つからなかった。
何しろ前回天草に関係の小説を探しても、「魔界転生」ぐらいしか見つけられなかったので(本屋で探した中でと言う意味)歴史には島原の乱として有名でも、小説の題材としてはあまり資料がないのか需要がないのか、ともかく少ないようである。
されど、長崎に関係する小説なら結構多くある、私も司馬遼太郎氏の「胡蝶の夢」や龍馬関連などは読んだが、雲仙・島原方面に関連する小説は少ない。

さはさておき、この「長崎ぶらぶら節」は演劇・映画・ドラマ化されたが、私はいずれも見たことがない。しかし「ぶらぶら節」そのものはなぜかiTunesに入っていて何度か聞いたことがある。音楽雑食主義の私は、クラシック・JAZZ・民謡・民族音楽・J-POP・ロックと何でも聴く、ゆえに九州の民謡のセットの中に入っていたらしい。(ついでながらこの小説に出てくる「長崎浜節」もある)

小説は、長崎丸山の花月で芸者をする愛八が、長崎の学者古賀十二郎と二人で長崎で埋もれてしまった歌を探す内、ぶらぶら節に出会うというものです。
主人公の芸者愛八が歌ったぶらぶら節が後にレコードになり、他の歌手も歌うまでになって全国的に広まったとのことである。

細かいことをいえば、芸者としての生活感とかのリアリティは、宮尾登美子の作品などに一歩譲るが歌に対する情熱のあふれるさまの表現はさすがに上手である、餅は餅屋ということなのでしょうね。さりながら小説という文字の表現ゆえに音が表せないのが、ちょっと辛いところと言えようか、やはり歌は耳で聞きたい物である。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック